巨星逝く。5拍子のヒーローに合掌。

Mr.Emerson

とても残念なニュースが飛び込んできた。

永い、永い間私にとってのヒーローだった、Emerson Lake & Palmerのキーボーディストのキース・エマーソン氏が亡くなったそうです。初来日の頃、地方の中学生だった私たちは後楽園のコンサートに行くことなどできるわけもなく、レコードやミュージックライフでその活躍に心躍らせたものだった。

当然、EL&Pが再結成した90年代は仕事そっちのけで来日公演に狂気したことを覚えています。

おそらく、プログレ全盛期に学生だった方々が社会人となり、その中でも特にテレビやCMの仕事をしている方がEL&Pの局を電波に載せてくれているのが何より嬉しかった。EL&Pの全盛期を知らない若い世代も、芸能人が大勢出演するあのクイズ番組の赤坂マラソンのBGM「庶民のファンファーレ」は知っているだろう。また、プロレス好きな人はレスラーの入場曲として「ザ・スコアー」や「チェンジング・ステイツ」は聞いている。アニメ好きならば幻魔大戦の「チャレンジ・オブ・ザ・サイオニック・ファイター」は神曲とまで称えられている。

「時代遅れ」といわれようが「時代錯誤」と言われようが、一途にEL&Pを聞き続け、携帯の着音はホウダウンのイントロを使っててきた私にとって、本当に残念なニュースでした。今夜は「悪の経典#9」を聴きながら冥福を祈ろう。