特に意図は無いのだけれど、昔、凝ってたっけなぁ~という軽い気持ちで家電量販店のカメラ売り場を歩いていた。
「昔、凝っていた頃」は当然アナログのカメラで一眼レフは「憧れのカメラ」だった。
時代は変わり、デジタルカメラが主流になった今、自分でカメラを使うのはちょっとしたスナップショット程度だから、コンパクトデジカメで十分になっている。しかし、カメラ売り場を歩くうちにメカ好きの血が疼き始める。とはいえ、自分が欲しいものを買い揃えたら高額になってしまうのはよく分かっているから、本当に見るだけ。触るだけ。眺めるだけ。
一台一台、手に取りおもむろにシャッターを切ってみる。
「手応えが違う。」そう感じた。
ミラーアップした状態のライブビューからもシャッターを切ることはできるけれど、手応えを感じてみたくなるのでファインダーを覗いてシャッターを切ってみる。
ミラーが上がってフォーカルプレーンシャッターが動作し、またミラーが戻る。昔のカメラの感触は覚えている。アクションの反動を手で吸収し、ブレない様に練習したものだが、今のカメラは本体の重量バランスやシャッターの反動のバランスが良いせいか、シャッター音の割りに殆どブレの心配が無さそうだ。
ん~、たまらんな。
シャッターの音そのものも存在感がある。
アナログの一眼レフは「バチャッ!」っていう音色だったのに、今のカメラは「カゥシン!」っつー感じ…。と思っていたらSONYのデジカメは一味違った。
「ピシュ~ン!」っていう音色で、シャッターを切るというより「シャッターで撃つ」音だった。
ダース・ベイダーを撮るんじゃないぞ。