カメラアイ

「カメラアイ」という特殊な能力を持っている人がいるらしい。
一度見たものを、記憶領域に画像として記録しているかのような能力なのだそうだから驚く。
この人は、一度「見た!」画像を後から脳内でもう一度よ~く見て細部を確認できるのだそうだ。つまり、Rawデータとして記憶できるのか、そりゃぁ凄い。

例えば、駅のホームで時刻表の全体を見る。覚えるのではなく「見る」。家に帰ってから「え~っと8時台の列車はなんじだったけかな…」と自分の記憶の中の画像を頭の中で見直して「あぁ、そうか」と知ることができるわけだ。
しかし、思い出して欲しい。現実の世界では分からないが、テレビの中ではそういうシーンが数多くある。特に「名探偵コナン」の中では毎週ある。主人公のコナンは、重要なポイントを記憶の中から辿って思い出すことが多い。これだと「名探偵・カメラアイ・コナン」って言ってもいいんじゃないか?

調べてみると、音の世界でも似たような能力があるそうだ。覚えるということを意識しなくても、一度聞いた音(音楽)を、頭の中で何度も再生して細部を聞きなおすことができるということになる。
ん~、一部、羨ましい。
しかし、待てよ。人によっては画像や音ではなく両方合わせた映像で記録できる人もいるのではないか?みんなそうだったらTSUTAYAの利用頻度が減るな…。

ところで、脳の容量ってどのくらいあるのだろうかと、軽くネットで検索してみたら、2016年1月の情報で「脳の全容量は1ペタバイト程度」という記事があった。聞きなれない単位だけれど、1テラバイトの約1,000倍らしいから、ちょっとしたノートPCの1,000台分ということになる。それを20Wという省エネルギーで運用しているというから(ピンと来ないけれど)凄いことに違いない。
ただ、1ペタバイト全てを記憶領域として使うことは、きっとできないに違いない(たぶん)。そう思って自分のPCの容量を調べてみたところ、1TBのHDDを搭載したノートPCで、ProgramFilesとWindows領域で約75GBを使っていたので(あくまでも個人のデータです)、それにあてはめると75TB分は行動を管理するニンゲン・プログラムで使われるのだろう…たぶん。
残りはざっと925TB。多くのプレーヤーで再生可能なブルーレイ(25GB)で、37,000枚分。片面一層のDVD(4.7GB)で196,800枚。CD-R(700MB)で1,321,400枚。
ノってきました。
3.5インチのフロッピーディスク(1.2MB)で770,830,000枚。(知ってる人いるかな)
ちなみに1995年の最盛期、フロッピーディスクは世界中で年間45億枚売れたそうだから、その6分の1が人間一人の脳に相当することになり…、あ~ワケが分らなくなってきました。